成長日記

青森県青森市荒川小学校あおもりけん あおもりしあらかわしょうがっこう

半年間育てたヒラメを「食べる」という決断をした荒川小の子どもたち。

青森のヒラメは、子どもたちの頑張りが実を結び、とても大きく成長しました。ボールペンとの比較で、一目瞭然の大きさ!

なんと、一番大きいもので体長34㎝!9月に荒川小にやってきたときは、子どもたちの手のひらサイズでした。この大きさは、齊藤先生が今まで各小学校で手掛けた中でも歴代1位の大きさだそう!先生の「日本一!!」という文字に喜びがあふれています。

 

そして、3月20日、いよいよヒラメを食べる日がやってきました。多数決で結論を決めた時に、「食べない」という意思表示をしていた子どもたちも、その後、クラスメイト達が励ますなどして、「食べる」ことを決意したそう。

NPO日本養殖振興会の齊藤さんがヒラメをさばきます。齊藤さんは元寿司職人です。白衣の意味や、包丁について講義しつつ、子どもたちがが見守る中、ヒラメをさばいていきました。

最後の一匹まで、涙をこらえながら見守る子どももいました。ヒラメは、青森の県魚でもあり、子どもたちも馴染み深い魚ですが、今日は、特別な目で魚を見つめていました。

今回、おろしたヒラメは、身を「しゃぶしゃぶ」にして食べました。同時に、プロが育てた養殖ヒラメも食べ比べました。

最初は神妙な表情だった子どもたちも、最後にはみんな「おいしい!」と最高の笑顔。

ヒラメに感謝して食し、命をいただくことの大切さを身をもって体験しました。

ちなみに、今日の齊藤さんの職人姿に、特に男子が「かっこいい!」との声が続出。「将来、自分も板前さんになってみたい」という先生の問いかけに、15名ほどが目をキラキラさせて挙手したそうです。

ヒラメの命が、子どもたちの未来にも生かされていきます。