成長日記

射水市立堀岡小学校いみずしりつ ほりおかしょうがっこう

育てたサクラマスが残り1匹となり、食べることを選択した堀岡小の子どもたち。

今日は、決めた結論を実行する日です。

まず、堀岡養殖場の方が、養殖場で育てたサクラマスを目の前でさばいてくださいました。

自分たちで育てたものよりも大きくてりっぱなサクラマスです。養殖場で締める作業は終わっていた魚です。

鮮やかな手つきで魚をさばきながら、各部位を説明してくださいました。育てていたサクラマスが死ぬという悲しい経験をしてきた子どもたち。魚を調理する光景も、普段と違って見えるようです。

調理は、事前に堀岡養殖場さんでしていただきました。子どもたちが育てた魚も含むサクラマスのから揚げです。堀岡養殖場のサクラマスは、一般の方も食べることができますが、それでも1匹数千円の高級魚。地元の方でも普段食べられる魚ではありません。

命をいただくことに感謝しつつ食べると、脂がのっていてとてもおいしい!やっぱり笑顔がこぼれます。自分たちのふるさとの特産品である、いみずサクラマス。育てることの大変さと、養殖場の皆さんの苦労もわかりました。

半年間、お世話になった水槽。終了式として、きれいに掃除します。堀岡小は学校の玄関に水槽を置いて育てていました。水場は玄関の外だったので、寒い雪の降る日も、冷たい水に手を付けてお世話をしてきました。

水槽やろ過そうの汚れが、養殖の課題だという事も学びました。

堀岡小は、陸養プロジェクトが始まる前にも、独自でサクラマスを育てていました。その時は、他の飼育魚と同じように、あくまでも「飼育」していたもの。今回は、「養殖」という観点でサクラマスを育ててきました。今回は水槽やエサも今までと異なり、また、養殖の仕組みなども学ぶことができました。

堀岡小は、すぐそばに富山湾が広がり、様々な海の生き物を飼育していいる、海に身近な小学校です。それでも、近年は、保護者同伴など安全上の観点などから、子どもたちが海へ行く機会は減っているそう。富山湾という素敵な海に、改めて興味を持つきっかけになってくれれば良いですね。