初めて知る、地元の海で起きていること 岡田浦漁港見学

・開催概要:岡田浦漁港見学
・日程:2022年12月6日(火)10時00分~12時00分
・開催場所:岡田浦漁港
・参加人数:123名 

大阪湾の変化と、漁港の取り組み

まずは岡田浦漁港の職員、東さんから近年の海の変化や漁港の取り組みについてのお話。岡田浦は元々天然の砂浜が多くあり、海藻も多かったことから魚にとっても非常に良い環境でした。しかし近年の温暖化・環境の変化に伴い砂浜が減少。棲む魚も減ってきている状態です。そんな中、小さな魚を獲らないようにしたり、海の底を耕して溜まった栄養を循環させたりと、海を守るために漁師さん達が様々な取り組みを行なっています。更に、昔はたくさん獲れていたアナゴの漁獲量が年々減少していることを受け、数年前からアナゴの陸上養殖が始められています。実際に養殖されている水槽を見学し、養殖にあたって気を付けていること、出荷の際にどういう気持ちになるのか、などの質問が児童から出ると、東さんが自分の経験を基に丁寧に説明してくださいました。児童たちも、自分たちの養殖に活かそうとしっかりメモをとっていました。

自分たちの養殖も、見てほしい!

見学を終えた後、現時点での自分たちの養殖の状況や気を付けていること、分からないこと等をまとめた資料を使って、東さんに向けて養殖の中間発表。小学生ながらしっかり管理しながらできている、と東さんも驚いた様子でした。
全ての行程を終了し、最後は海を見ながらみんなでお弁当!普段あまり海に来ることがないという児童も一定数いて、海と接する、海について考える貴重な機会となりました。

参加した児童からの声

・学校で海のお魚を育てられることに、ワクワクする
・これから地域の大人の人たちに海のことを教えてもらえるのが楽しみ
・ヒラメがどうやって海で生きているか調べたい