「魚を育てるプロから学ぶ特別授業」を開催しました!

・開催概要:「第1回 特別授業」養殖や仕事内容、ヒラメの育ち方の紹介、児童たちへのアドバイスなど
・日時:2022年9月30日(金) 13時55分~14時40分
・開催場所:愛知県蒲郡市立蒲郡南部小学校(愛知県蒲郡市神明町22-3)
・参加人数:6年生 58名
・講師:マリンテック株式会社(愛知県田原市) 職員
・協力団体:蒲郡市竹島水族館
・プロジェクト共催・水槽考案:NPO日本養殖振興会

魚を育てるプロ

学校にヒラメを受け入れてから3週間。小さな命にとまどいながら養殖にチャレンジしていた児童たちのもとに、心強い助っ人がやってきました。渥美半島の田原市で、三河湾の地下海水を利用してヒラメやアユ、カワハギ、メバルなどの魚の種苗(稚魚)を生産しているマリンテックの職員です。養殖の種類や方法、どのような流れで1日の仕事をしているかなど、“魚を育てるプロ”からの貴重なお話に、児童たちは真剣な表情で聴き入っていました。また、今後予想される水産資源の枯渇や食糧問題などを背景に、養殖が救世主になるかもしれないと期待を語り、児童たちの養殖体験に対する意欲も高まった様子でした。

児童たちへのアドバイス

事前に児童たちがヒラメを育てている水槽の様子も見ていたマリンテックの職員は、プロの視点から様々なアドバイスをしてくれました。まずヒラメが孵化してから稚魚になるまでどのように育ってきたか、ヒラメの特徴をわかりやすく解説。次に、ヒラメを育てるうえで気をつけることを教えてくれました。「健康状態を常に確認すること」「餌をやりすぎていないか」「水が汚れていないか」「水温が急激に変化していないか」など、児童たちは日頃のお世話で大切なことを必死にメモを取って学ぼうとしていました。

参加した児童たちの声

最後に、「ヒラメにとってストレスになることは何か?」「どれくらいの大きさまで成長するか?」「餌の分量はどれくらいがよいか?」「陸上養殖のメリット・デメリットは?」など、児童たちがたくさんの質問をしていました。これから約半年間、小さな命を大切に育てていくなかでどんな経験をし、何を感じてくれるか、児童たちの成長が楽しみです。

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