成長日記

愛媛県西予市立三瓶小学校えひめけんせいよしりつ みかめしょうがっこう

5年1組、2組全体が6つの班に分かれ、養殖を開始して3ヵ月間の出来事や経験、赤坂水産を見学した特別授業など、班ごとにテーマを決めて、模造紙やプロジェクターを使って分かりやすく発表しました。
これまでの間にヒラメ1匹が死亡したことは、児童たちにとって深い悲しみになったと同時に、命の守ることの難しさを学ぶ、かけがえのない体験になりました。

 

 

続いて、NPO日本養殖振興会代表理事の斎藤浩一さんに助言していただきながら、自分たちが育てたヒラメを最終的にどうするかの議論も進めました。一生懸命育てたヒラメを食べるのはいやだから、「海に逃がそう」「赤坂水産さんに引き取って育ててもらおう」「学校で続けて飼育しよう」という意見が出ましたが、その一方で、「海に逃がしても、水槽の中で育ったヒラメなんだから、すぐに死んでしまうのでは」「赤坂水産さんに引き取ってもらっても、出荷されたら誰かに食べられてしまう」「学校で飼育を続けるといっても、いつまで続けるのか」と、結局、どの案も目先の逃げにしか過ぎないということに、みんな気づき始めました。