学校に蜃気楼がやってきた!?水の循環から考える、海の大切さ

陸養プロジェクト実行委員会は、11月19日、富山県氷見市立灘浦小学校・海峰小学校の2校合同の授業を実施しました。今回は富山大学理学部・張教授をお招きしての、海や環境に関する特別授業。実験やディスカッションを交えながら、海への理解を深めていきました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要

・開催概要  2校合同特別授業
・日程    11/19 富山県氷見市立海峰小学校・灘浦小学校
・参加人数  27名
・協力団体  NPO養殖振興会

海って、どういう仕組みなんだろう?

海の循環の仕組みなど、環境について研究されている張教授。今回は事前にこどもたちから海や環境についての質問を募集し、その疑問に答える形から授業がスタート。海水と淡水の違いをペットボトルを使って見分けたり、水の温度の違いによって起こる蜃気楼現象を水槽で再現したりと、初めて知る海の仕組みに驚きながらも興味深々な様子。また、温度の高いところへ冷たい海水を、温度の低いところへ暖かい海水を運ぶ「地球のエアコン」としての役割を海が担っていることから、海を守っていくことが地球を守ることに繋がることを学んでいました。

海を守るために何ができるのか

海の重要性が分かったところで、海を汚している要因の一つである「プラスチック」は、身近なところではどんなものに使われているか、それらを減らすために何ができるのかをグループ毎にディスカッションしました。グループはそれぞれ2校混合ということもあって最初はみんな緊張気味でしたが、どんどん議論は盛り上がり、意見を書き出したふせんの数は最終的に各グループに渡されたホワイトボードいっぱいになるほどでした。最後はそれぞれ出し合った意見の全体発表。他のグループで出された様々な意見に耳を傾けながら、自分たちに何ができるのか、考えを巡らせているようでした。