成長日記

愛媛県西予市立三瓶小学校えひめけんせいよしりつ みかめしょうがっこう

陸養プロジェクトを終え、5年1組担任の西河拓郎先生からご感想をいただきました。

 


 

この半年間、5年生といっしょに取り組んだ「陸養プロジェクト」は、自分にとっても忘れられない経験となりました。ヒラメの養殖に半年間向き合った子どもたちは、この経験から何を学び、何を感じ取ってくれたのでしょうか?

12月のアンケートでは、「食べる派」「食べない派」の比率は、概ね3対7で食べない派がリード。
それから何度も話し合いを重ね、考えに考え抜いて最終討論会で出した結論は、
「みんなで育てたのだからみんなで食べよう。」というもの。

この決断により、大きく育った8匹のヒラメの命は、子どもたちの命として引き継がれました。
「食べる=命をいただく」という現実と向き合った子どもたちからは、「食べ物や命を大切にしたい。」「ヒラメの分までがんばりたい。」という感想がたくさん出ました。

この貴重な経験をした子どもたちは、三瓶の海の恵みと命をいつまでも大切にし、4月から三瓶小学校の最高学年として一生懸命がんばってくれると信じています。