成長日記

射水市立堀岡小学校いみずしりつ ほりおかしょうがっこう

2月15日(金)

 

堀岡小は、サクラマスの死が相次ぎ、残ったのは1匹のみとなりました。
大切な1匹のサクラマスの今後について、授業が開かれました。
担任の先生が、「サクラマスの死に最後まで責任を持つこと。自分の決断に責任を持ってください」と最初に子どもたちに伝えました。

事前に話し合って決めた選択肢は4つ。

① 食べる
②続けて育てる
③堀岡養殖場へ返す
④放流する

子どもたちが、自分の考えを投票しました。

一番多かったのは、「続けて育てる」という意見。
次いで、「堀岡養殖場へ返す」「放流する」と続き、「食べる」と考えた人はいませんでした。

ここで、各選択肢を選んだ場合、魚はどうなるのか、みんなで考えてみました。

「食べる」⇒死んでしまう

「続けて育てる」⇒季節が進み、暑くなれば死んでしまう(サクラマスは水温が17度を超えると生きられません)、ストレスでいつか死んでしまうかもしれない

「堀岡養殖場へ返す」⇒寿命で死んでしまうか、他の人に食べられてしまう

「放流する」⇒他の魚に食べられるかも、自然に返すと自力で生きていく必要があり、エサなどをあげたりできない、自分たちで最後まで責任が持てない

どの選択をしても、サクラマスはいずれ死んでしまうのです。

冬の寒い時期、冷たい水で手を真っ赤にしながら魚のお世話をしたこと、最初は10匹だったサクラマスがどんどん死んでしまい、土に埋めて手を合わせたこと。
子どもたちにとっては、最後の大切な1匹。

学校で続けて育てるという意見で一旦授業は終わりましたが、この暖冬で2月でも気温が高かったこと、今までの水槽が小さくなってきたことで、

もう一度クラスで話し合いが行われました。

魚を、学校にある他の水槽に移すことも考えましたが、堀岡小は、他にも多くの海の生き物を育てているため、サクラマスを移すことで、他の生き物やサクラマスに

とっても良い影響にならないと考えました。そして、最終的に子どもたちは、「食べる」という結論を出しました。